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CND・報告レポート


英国の反核チャリティ団体CND大会にてJANがワークショップを行いました。

Here is the link to English Report
World Network for Saving Children from Radiation

年明けてすぐの1月12日(土)、私たちJANはある大会に招待されました。しかも、単なる参加者としてではなく、「The Fukushima nuclear disaster: lessons for the UK」というワークショップのスピーカー(発言者、講演者)として、です。2012年9月に旗揚げしてまだ半年足らずでしたが、毎週の金曜行動で存在を認知され信用を勝ち取った結果でした。

招待してきたのは「CND」という、英国の反核チャリティ団体。ちなみにCNDとは、正式名称「Campaign for Nuclear Disarmament 」。「核軍縮キャンペーン」とか「核廃絶運動」と訳されたりしています。1957年に発足して以来半世紀以上に渡って、他国だけでなく自国の核武装にも反対し、何度となく数万、十数万人の反核デモを組織化してきた「知る人ぞ知る」キャンペーン団体です。日本でもよく知られている「ピースマーク」(丸の中に線3本のアレ)も、実はCNDのマークなのです。

正確に言えば、今回は「ロンドンCND」(CNDのロンドン支部)の大会で、前半は年間方針や役員を決める組織会議(午前中)、後半は非メンバーも招いた公開会議(午後)の2部構成になっていました。その公開会議は2つの全体会と4つのワークショップでなりたっていて、全体会1では労働党代議士のジェレミー・コービン下院議員を招き、全体会2では緑の党(イングランドとウェールズのグリーンパーティ)のナタリー・ベネット党首をゲストスピーカーに迎え、講演とディスカッションが行われました。コービン議員は、若者達が自国の核兵器について知らない・きちんと教わっていない現実を指摘しつつ、英政府の核武装政策=「トライデント」ミサイルの再配備を糾弾していました。べネット党首は原爆と原発の双方を批判し、国民の税金は核ミサイルや原発ではなく再生エネルギーにこそ注ぐべきだ、と強調していました。

四つのワークショップ(各1時間)はそれぞれ「新しい核」「選挙後のアメリカ対外政策」「イランの核プログラムとそれに対するアメリカとイスラエルの圧力」、そして「福島原発災害:英国にとっての教訓」で、「福島」ワークショップでJANは20分の発言枠をもらってました。東京に実家のある女性メンバーは、放射能の危険があるためためらっていた一時帰国を、ホットスポットの残る地域で暮らす祖父が危篤に陥ったために帰る決心をした自らの体験談を語りました。子どもたちを放射能から守る世界ネットワークのリーダーでもある20歳の男性は、3・11後に何度も福島入りして見聞きし調査をしてきた経験に踏まえて、放射能被災地の現状を具体的な例を挙げつつ紹介しました。

スピーチに続くディスカッションでは、会場から発せられた質問や意見に対し、壇上発言者だけでなく他のJANメンバーも立ち上がって身振り手振りを交えて熱心に答えていました。皆さんの英語力、知識、そして情熱と献身に脱帽! 実はこのワークショップ、参加者30人強のうち、12人がJANとその関係者でした。休み時間には、ロンドン日本大使館に宛てた請願書草案を配って賛同をお願いしたり、「3/11」2周年の福島ロンドン行動にむけたポスターやチラシ草案を配ったりで、みんな大忙し。コービン議員、ベネット党首、そしてCND要人たちにも臆することなく話しかけて、福島2周年のロンドン行動への賛同と参加を訴え、約束を取り付けることにさえ成功しました。実際、CNDはJANとKN(キックニュークリア)というもう一つの反原発団体と一緒に、福島ロンドン行動に取り組むことを決めました。詳細は決まり次第公表しますので(今のところ、3/9(土)には街頭デモ、3/11(月)当日はキャンドル行動を予定)、今から予定表に書き込んでおいて、ぜひご参加下さい!)。緑の党も、その内部メーリスで既に3/9行動を呼びかけ始めてくれています。ロンドンCND大会へのJAN参加は、ワークショップでのスピーチという意味でも、ディスカッションと言う意味でも、他の参加者との交流と言う意味でも、今後につながる大きな第一歩を記せたと言っていいと思います。

それから忘れてならないのは、会場に飾られていた原発批判の絵、チェルノブイリ原発災害を子ども達の目から振り返った絵です。これも、あるJANメンバーがCNDと交渉して実現した展覧会でした。毎年キエフを訪れてボランティアをしているその女性は、去秋、現地の運動体から300点にものぼる子ども達の絵を預かってきたのです。「原発事故を過去の問題にしてはならない」、と10年前から始まった絵画コンクールの作品なのだそうです。

大会が終わっても興奮冷めやらず、JANメンバーはその多くが会場に残って話し込んだり、その後はレストランに行ったり・その後はスイーツの店に行って舌鼓を打ちつつ、交流を一層深めました。

JANメンバー


詳しい説明は下記のウェブ参照:

CND公式ウェブ
日本語 wiki
English wiki

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