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3/11ヴィジル・報告レポート




3月11日(月)、災害勃発2周年の当日には、夕刻にキャンドルを灯して、原発事故と地震・津波による被害者・被災者を想い、原発の無い世界を願う「光のチェーン」を行いました。これは「原発いらない福島の女たち」の呼びかけた「誓いのキャンドルナイト」の一環でもあります。

その日。2013年3月11日。2年前に日本が大地震と津波に襲われ原発事故が始まったその当日、英国の首都ロンドンは急に冷え込み、時おり雪がちらついていた。

英国でも日本の3/11震災犠牲者を追悼する催しが各地で開催されていた。その一つ、ロンドンの日本大使館の面前、道路を隔てた公園側歩道で夕方に開催された「光のチェーン」は、自然災害では済まされない原発事故についてもハッキリ言及していた。『原発いらない福島の女たち』が呼び掛けていた「祈りのキャンドルナイト」に応える催しだった。向かいの大使館の中では公式行事が行われている真っ最中で、館に入るために順番待ちをしている人々からは、「福島を忘れない。原発のない社会を」という福島連帯ロンドンデモ(3/9土曜日)でも使われた大横断幕がハッキリ見えたようだ。公式行事を取材に来ていたジャーナリストも数名、4車線の道路を渡って公園側の広い歩道にやってきて取材をしていった(ただし採用されたかどうかは不明…)。

英語ではvigil(ヴィジル。「夜営」とか「夜通しの祈り」等の意味)と表現されるこの催しの主催者は、2日前のデモと同じく、在英邦人団体JANと英国反核グループCNDとKN、の3団体。ただしこの「光のチェーン」運営はJANに任されていた。

身を切るような寒風の中、用意したろうそくはすぐに消えてしまってつかえず、電池式のキャンドルトーチを並べた。仏教徒がお経を唱え、キリスト教徒が祈りの言葉を捧げ、色々な社会背景を背負った人たちが胸の内の思いを語った。車の喧騒に負けず、メガフォンを2つ使って。そして一分間の黙祷。日本語で歌った「ふるさと」。英語で歌った「We Shall Overcome」、米市民権運動の際に、必ず乗り越える、克服する、勝利するという決意を歌い上げた歌だった。

まだ明るい内に始まったvigilは、日が暮れキャンドルトーチが明るく輝き始めた頃に終わった。英国会内で行われる院内集会に参加する人たちは、国会に向け出発した。原発のない社会を実現するその日まで、皆さんと共にここロンドンでもささやかな取り組みを続けていきたい。

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